アイゴの釣り方

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アイゴは成魚の体長が20〜40㎝ほどの中型の魚なんだ。体は側扁して楕円形で、小さな口には一列に並んだ門歯状の歯があるんだよ。体色は主に黄灰色や暗褐色で、大小の白い斑点が散らばっているんだけど、生息環境や刺激によって個体差が大きく、色が変わることもあるんだ。

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また、アイゴは、アイゴ科に属する魚の一種で、日本を含むさまざまな地域で見ることができるんだ。日本では本州中部以南や東シナ海、フィリピン、インド洋、南アフリカなどで生息しているんだよ。

アイゴの特徴と生態について

アイゴは、アイゴ科に属する魚の一種です。

日本を含むさまざまな地域で見ることができます。

例えば、日本では本州中部以南や東シナ海、フィリピン、インド洋、南アフリカなどで生息しています。

アイゴ科には、ヒフキアイゴ、ゴマアイゴ、マジリアイゴ、ヒメアイゴなど、さまざまな種類が存在します。

特にヒフキアイゴやゴマアイゴ、マジリアイゴ、ヒメアイゴは、観賞魚として人気があります。

ただし、日本の本州では他の種類のアイゴを見かけることは少ないですが、沖縄諸島ではアミアイゴやゴマアイゴ、シモフリアイゴなどが生息しています。

アイゴは、成魚の体長が20〜40㎝ほどの中型の魚です。

体は側扁して楕円形で、小さな口には一列に並んだ門歯状の歯があります。

体色は主に黄灰色や暗褐色で、大小の白い斑点が散らばっています。

ただし、生息環境や刺激によって個体差が大きく、色がすぐに変わることもあります。

アイゴの背ビレ、尻ビレ、腹ビレには鋭い棘があり、それぞれに毒線が存在します。

もしもこれらの棘に刺されると、激痛を感じるだけでなく、しびれや麻痺を引き起こす可能性もあります。

また、アイゴが死亡しても、毒はなくなりませんので、食べる際にはハサミなどを使って棘を除去することが推奨されています。

もしもアイゴの棘に刺されてしまった場合には、ヤケドしない程度のお湯に患部を浸すことで、毒を無力化させ痛みを和らげることができます。

アイゴは、主に沿岸の岩礁帯やサンゴ礁域に生息しています。

産卵期は主に7月から8月頃で、直径0.6㎜ほどの粘着卵を海藻に産み付けます。

幼魚は群れを作って内湾で成長し、動物性プランクトンや海藻を摂食します。

成魚になると岩礁帯に移動し、藻類や甲殻類、多毛類などを食べます。

特にアイゴは海藻を好むため、沿岸の藻場の消失によって岩肌が白く露出する「磯焼け」が起こることがあります。

また、アイゴはスズメダイの仲間と同じように、岩やサンゴに寄りかかるか、隙間に潜り込んで眠る習性があります。

アイゴという魚には興味深い由来があります

アイゴという魚の名前は、アイヌ語の「イラクサ」という植物を指しています。

イラクサは、葉と茎に棘があるため、アイゴも同様に棘を持っています。

このため、アイヌ語の「イラクサ」から「アイゴ」という名前が付けられたと言われています。

アイゴは腹を割ると強いアンモニア臭がすることから、一部の地域では「ションベンウオ」や「バリ」、「イバリ」と呼ばれています。

大きなアイゴは和歌山では「シブガミ」と呼ばれており、これは大きなアイゴの体色が柿渋を塗った紙の色に似ているためです。

また、アイゴの顔立ちは優しく、ウサギのようなイメージが湧くため、英語では「ラビット・フィッシュ」と呼ばれています。

さらに、アイゴの幼魚は「スク」と呼ばれています。

昔から奄美・沖縄地方の島々では、梅雨明けの大潮の日にはスクが大群で押し寄せてきたと言われています。

このスクは「スクガラス」という珍味として親しまれており、沖縄料理では冷や奴の上にスクを乗せて食べられます。

しかし、最近では海の汚染などの影響で、スクの大群を見ることはほとんどありません。

アイゴは特に西日本で人気の釣り対象となっていますが、関東エリアでも南房総などで積極的に狙っている釣り人がいます。

特に40㎝以上の大型アイゴは、メジナやクロダイと同様に強い力を持っています。

アイゴを釣るための適したシーズンは、春と秋ですが、産卵が終わった夏過ぎには、荒食いに入ったアイゴを数釣りできる楽しみもあります。

さらに、大型のアイゴを狙う場合は、他の魚が少ない冬がおすすめです。

アイゴを釣る方法としては、ウキ釣りが一般的です。

アイゴは引き合いが激しい魚ですが、食いつきの合図であるアタリは予想以上に繊細です。

そのため、アイゴを釣る場合は、足場が低い堤防や小さな磯から、ノベ竿(リールを使わない釣り竿)を使用したウキ釣りがおすすめです。

アイゴ釣りの魅力と基本的な方法

南紀や他の地域でも非常に人気のあるアイゴ釣りは、多くの釣り愛好家によって楽しまれています。

この釣りでは、渓流やヘラ竿など、長さが4.2〜5.3メートルほどある竿が使用されます。

アタリを感じるためには、細めのヘラウキや小型の発泡ウキが最適です。

また、アイゴ釣りには軽量で吸い込みが良いヘラスレバリが使いやすいとされています。

この釣りの基本的な方法と仕掛けのポイントには、ミチイト(竿やリールからくる主な糸)やハリス(針につながっている釣り糸)には細いものを使用し、タックル全体のバランスを整えることが非常に重要です。

エサとしては、オキアミやサナギ、練りエサの他に、南紀地方では小さな酒粕や押しきむぎも使用されます。

また、夏のアイゴ釣りでは、フナムシをエサにすることも効果的です。

釣り方としては、メジナやウミタナゴと同様に、少しずつコマセをまきながら、その日のアイゴのいる水深を探ることが基本です。

アイゴはエサを上手に取るため、ハリ掛けする際には、エサを小さくまとめておくことが非常に重要です。

ハリから余分なエサが垂れていると、アイゴにはエサだけを取られてしまいます。

ウキにわずかなアタリがあれば、積極的にアワセを入れていきましょう。

ウキフカセ釣りと呼ばれる方法は、比較的水が深い場所や大きな港でアイゴを釣るときに楽しむことができます。

タックルや仕掛けは、クロダイ釣りとほぼ同じものを使用します。

ウキは、棒ウキがアタリを見やすいですが、波のある岩場などでは円錐形のウキが感度に優れているのでおすすめです。

ハリは小さめのチヌバリが良いですが、半スレのグレバリを使用することもあります。

付けエサについては、ウキ釣りと同様に選ぶことができます。

アイゴを釣るために微妙なアタリを感じ取るには、仕掛けを少し張り気味にして流すことが重要です。

また、時々アワセを入れてみると良いでしょう。

 

 


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